家族問題相談室
私は2022年に「愛着障害」と言う言葉を知りました。
そして、「愛着障害」について調べ、自分の性格が何故これまでの人生で人との関係がうまく築けないのか分かりました。
自分に、ずっと悩み続けてきました。
人の目が気になる、人が怖い、信じられない。でも、ひとりではいたくない。
そんな矛盾した思いを抱えながら、自分自身を責める日々が長く続いていました。
ふと立ち止まって、自分の子ども時代を振り返ったとき、そこにあったのは、
安心できる家庭のぬくもりではなく、常に緊張と不安に満ちた環境でした。
父親からの虐待を受け、見て見ぬ振りをしている母親。
泣いても受け止めてもらえず、甘えることも、頼ることも許されなかった。
その後の両親の別居と離婚、母親と祖父母の生活。
私は、自分の感情を隠しながら、そして周りには明るく振舞って生きることで、なんとか心を守ってきたのかもしれません。
そして、60歳を過ぎてようやく知った言葉がありました。
それが「愛着障害(あいちゃくしょうがい)」という言葉です。
愛着障害とは、小さなころに身近な大人(特に、母親父親など)から、「安心できる愛情や信頼関係(=愛着)」を十分にもらえなかったことで、人とのつながり方や自分への信頼感が育ちにくくなった心の問題とのことです。
心の奥に「人はこわい」「自分は大切じゃない」といった思いが残っていました。。
それが、大人になってからも人間関係や恋愛、仕事、家族とのかかわりなどで生きづらさとなって表れてくることがありました。これが大人の愛着障害との事です。
愛着障害の人は、他人を信じられなかったり、逆に強く依存してしまったり、自分に自信が持てなかったりします。
でもそれは、その人が弱いわけでも、悪いわけでもない、という事を知りました。
むしろ「一生懸命、心が生き延びようとがんばってきた証」という事と説明がありました。
愛着障害は、理解と共感、そして安全な人間関係の中で、少しずつ癒されていくことができると聞き、私は、その事に気づき、修復への道をはじめました。
愛着障害とは、子どもが本来得るべき「安全なつながり」や「信頼」を大人から受けられなかったことによって生まれる、心の深い傷や反応パターンであったと過去を振り返り確信しました。
そのこから、
たとえば:
• 親や大人を信用できない
• 人との距離感がわからなかった(近づきすぎる/離れすぎる)
• 自分には価値がないと思い込んでいた
• 感情をうまく感じられない、または抑えすぎる/爆発する
• 愛され方、愛し方がわからない
これ等のことを修復して参りました。