家族問題相談室
はじめまして
家族問題相談室でカウンセラーを行っている中村喜生と申します。
私はこれまで、家族関係、人間関係、そして「人はなぜ生きづらさを抱えるのか」ということについて、長い時間をかけて学んできました。
その出発点には、私自身の経験があります。
私自身も、家族関係に悩んできました
私は幼少期から、複雑な家族関係の中で育ちました。
幼い頃には、両親以外の養育者に育てられた時期があり、その後、家庭環境の大きな変化や両親の別居・離婚などを経験しました。
社会人となり、自分自身が家庭を持ってからも、人との関係に悩み、自分では理解できない感情や言動に苦しむことがありました。
「なぜ、自分は人との関係をうまく築くことができないのだろう」
「なぜ、同じような問題を繰り返してしまうのだろう」
その問いは、長い間、私自身の課題でもありました。
心理学・カウンセリングを学ぶ
自分自身の生きづらさを理解したいという思いから、私は心理学やカウンセリングについて学ぶようになりました。
その後、産業カウンセラーの資格を取得し、カウンセリングについて学びを続けてきました。
その過程で、機能不全家族、アダルトチルドレン、家族関係、そして愛着理論など、さまざまな考え方にも触れてきました。
学びを深める中で気づいたのは、一つの理論だけで人の心を説明することはできない、ということでした。
同じような家庭環境で育っても、感じ方や生き方は一人ひとり違います。
私自身の経験も、相談に来られる方の経験とは異なります。
だからこそ、知識や自分自身の経験を先に当てはめるのではなく、
まず、その方のお話を聴くことが大切であると考えています。
私自身の経験から学んだこと
私自身も、自分の人生を振り返る中で、「愛着」という視点が、自分の生きづらさを理解する一つの手がかりになりました。
それまで自分の性格の問題だと思っていたことについて、
「自分の何が悪いのだろう」
と考えるだけではなく、
「なぜ、自分はそのような生き方を身につけたのだろう」
と考えるようになりました。
しかし、これはあくまでも私自身の経験です。
私にとって役に立った考え方が、そのまま他の方にも当てはまるとは考えていません。
人には、それぞれの人生があります。
それぞれの家族があります。
そして、それぞれの苦しさがあります。
その違いを大切にすることが、カウンセリングの出発点だと考えています。
カウンセラーとして大切にしていること
私は、相談に来られた方に「答え」を教えることが、カウンセラーの役割だとは考えていません。
誰にも話せなかったこと。
家族には話せないこと。
自分でも整理できない気持ち。
言葉にしようとしても、うまく言葉にならないこと。
そうした思いを、まずお聴きしたいと思っています。
すぐに結論を出す必要はありません。
無理に過去を話す必要もありません。
そして、私の考え方に合わせていただく必要もありません。
お話を伺いながら、
「自分は本当は何に苦しんでいるのだろう」
「これから、どのように生きていきたいのだろう」
と、ご自身のことを考えていただける時間を一緒につくっていきたいと思っています。
一人ひとりの人生を大切に
私自身、長い時間をかけて、自分の人生を振り返ってきました。
その経験から学んだことは、
人の生きづらさには、その人にしか分からない背景がある
ということです。
ですから私は、自分自身の経験を相談される方の人生に当てはめるのではなく、
その方自身の言葉を大切にしたいと思っています。
「あなたは何に当てはまるのか」ではなく、
「あなたは、どのように生きてこられたのか」。
家族問題相談室が、安心してご自身のことをお話しいただき、
これからの生き方を一緒に考えることのできる場所でありたいと願っています。