大人の愛着障害と知って
- 中村 喜生

- 7月23日
- 読了時間: 2分
更新日:7月31日
大人の愛着障害と知って
私は現在66歳です。 2022年に、「大人の愛着障害」という言葉を知りました。 40歳の頃、身内問題が勃発し私の家族が崩壊寸前になりました。 知合いの先生から、「それは家族の問題」と言われ、家族問題を専門とする「家族機能研究所」を紹介して頂き、それから25年、精神科医の治療や臨床心理士の先生のカウンセリングを受けました。しかしながら、回復には至りませんでした。
医師から言われた私の症状は「適応障害」「双極性障害」という診断でした。 私は、心のアップダウンを繰り返しながらも試行錯誤しながら「自分はどういう人間なのか?」を問い続けて来ました。そして、心の整理をしつつ、「私の心」がどのようなものか感じるようになりました。
精神心理学を学びながら、「何故、私は様々なトラブルに巻き込まれ、また、何故、私はトラブルを起こしていたのか?」を自覚するようになりました。
私は小学校の時に両親の別居と大学を卒業後離婚という自分自身ではどうにもならない家族問題を負っていました。それは、世間で言われている「機能不全家族で育ち」「アダルトチルドレン」「毒親と化した母親との生活」「祖父の介護とヤングケアラー」の日々でした。 対外的には良い子を装っていましたが、心の内は大変荒んだ少年になっていました。 それは青年成人期と社会人になっても心が満たされない、心が満たされないがために不適切な言動や行動を繰り返していました。
「何故、そのような行動と言動を繰り返していたのか?」を考え調べていくと、実は「生きるがためにそのような行動と言動をしていた。」ということに気づきました。
それは、幼い時に両親からの「愛着」を貰えなかった事が原因と分かりました。
しかしながら、私が救われた事は、一歳半から四歳まで乳母に育てられ、その乳母への愛着が形成されていたため、心の土台はあったのだと思います。 そして、その後の極めて複雑で困難な生活を乗り越えて来られた感じています。
このようなことから、私は、「大人の愛着障害」と自覚しています。
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